淡々と記録するよ

数多の星々の中のこの地球にあって

悪文を書いてしまう心理(特に外国語の場合)

文章を書くとき、当然ながらできるだけ分かりやすい文章を書くよう努めるわけだが、特に外国語(英語)で書くとき、どうしても”英語力の向上”という別の目標が頭にちらついてしまう。

その結果何が起こるかというと、できるだけこれまでに使ったことがない表現で言いたいことを表現できないかという実験を、実戦なのに始めてしまったりするのである。

文章を書くときにスッと出てくる表現というのは、多くの場合、読み手にとっても素直に分かりやすい表現なのではないだろうか。

そうした表現を意図的に避けてしまう結果、読者の自然な予想を裏切る、気持ち悪い文章が、出来、上がる。

追記

もっとも、なぜ使い慣れない表現を使ってしまうのかというと、そうした方が文章が分かりやすくなるのでは?という思いがあるからでもある。

けっきょく、その言語に関する経験の不足――どういう表現が分かりやすいのか知らない――ゆえに、文章が分かりにくくなってしまう、という普通の話に落ち着くのだろう。