淡々と記録するよ

数多の星々の中のこの地球にあって

「学説」と呼ばれるものの役割

議論は基本理念・大原則のレベルから始まって個々の具体的な問題まで下りてくる。

基本書が、問題の所在→学説→判例という順に記述されるのは、そういう段階構造を反映しているのではないだろうか。つまり「学説」パートは事案レベルの細かい議論を始める前に大まかな論理的可能性を検討しておく役割を担っている。

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