淡々と記録するよ

数多の星々の中のこの地球にあって

基本書の読み方について

基本書の中には必ず,読み手にとって必要ない部分がある。基本書は色々な役割を持っているからである。学界の議論をまとめること,実務家の仕事の役に立つ情報をまとめること,学生が教科書として使うことなど。昨今は受験生向け教科書のような性格を前面に押し出す教科書も増えてきたが,学習者にも色々なレベルがあり,初学者から司法試験上位合格レベルまで相手にしなければならないことを考えれば,やはり基本書の中に必ず,自分には向けられていない部分が残ることになる。